デスストランディング クリア後(トロコン)まで遊んだ感想など

PS4

最近では殆どがFF14のパッチ5.1後の記事だったのですが、実は私自身11月8日に発売されたデスストランディングというゲームをFF14と並行して遊んでいました。

そのデスストランディングについては既にゲームクリアしてプラチナトロフィまでコンプリートした状態です。

今回の記事についてはそのデスストランディングのゲームクリア遊んだことの感想などを書いていきたいと思います。

結論から申し上げますとこのゲームについてはとても楽しめて色々な意味で貴重なゲーム体験が出来ました。

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デスストランディングの個人的に気になった所(悪かったところ)

まず最初にこのゲームについての個人的に悪い意味で気になってしまったところを箇条書きにしてみたいと思います。

  • メインストーリーでのカットシーンが長いこと(特に最序盤とエンディング付近では)
  • 汎用のイベントシーン(配送完了とかリサイクルなどの)が短いシーンのムービが複数挟まれて全てスキップするのに数回スキップボタンを押さないといけない
  • 本作の戦闘要素についてはお世辞にもあまり面白いとは思えなかったこと
  • UI関係がちょっと煩雑で初見では慣れるまでは見辛く少し大変だった(使いにくいという訳ではない)
  • ゲーム序盤が主人公の能力や使用できる道具が少なくゲームを進めるのがちょっと大変だったこと(後々の長所にもつながるかもしれない)
  • オンライン状態で遊ばないとこのゲームの最大の特徴ともいえるストランドシステムをほとんど利用できずその恩恵をほとんど感じられないこと

一番気になってしまった部分は?

個人的に悪い意味で一番気になってしまったところというのが太字で書いた汎用のイベントシーンが全てスキップするのに数回スキップボタンを押さないといけないという所でしょうか。

このゲームにおいて配送依頼をしたりいらなくなった道具などをリサイクルして建築用素材に変換するという作業はクリアまででも何十何百回とこのシーンを見ることになるかと思われますが、その都度イベントスキップボタンを何度も押さないと全部スキップ出来ないのは結構面倒に感じました。

このあたりはイベントシーンを一つにまとめるか、自動でオートスキップできるように設定してお貰えたらありがたかったです。

あとゲームクリアまでストーリーを進めて気になってしまったのがこのオンラインで遊ばないとこのゲームの特徴であるストランドシステムを利用できないということです。

オンラインでないと他人の建てた建造物やら看板等が利用できず、一部の国道などは他プレイヤーとの協力が前提での建築難易度みたいなことになっていて一人だけで進める場合だとあらゆる場面でとても手間が掛かってしまうことになります。

このストランドシステムを体験することはゲーム部分だけでなくストーリーでの説得力につながることにもなっていて、もしオフラインで遊ぶ場合だとこのゲームの面白さを大きく損なってしまうのではないかと思ってしまいました。

なので基本オフラインでゲームを遊ぶ人とか引っ越しなどの事情でしばらくネット回線が利用できないという場合ではこのゲームを遊ぶことは控えたほうが個人的にはいいのかなと思ってしまいました。

その他の気になってしまった部分について

このゲームの気になってしまった部分で戦闘があまり面白くなかったというのがありますが、戦闘については結構微妙に感じてしまいました。

戦闘する機会はそれほど多くないものの、特にBT(キャッチャー)との戦闘ではタールの地面から出てきたところをグレネードを基本ポイポイ投げるだけのかなり単調なもので、中盤から重火器やらが使えるようになっても基本は一緒なのであまり面白いとは思えませんでした。

後はムービが長いという点については個人的にはストーリーが面白く続きが気になるということもあってかあまり気になりませんでしたが最終盤からエンディングまでは、ストーリーのネタバレになってしまうかもしれませんが、3時間前後の長いムービーを最後まで見ることになってしまうのはちょっとどうかと思ってしまいました。

よくも悪くもストーリーが面白くその間怒涛の伏線回収やらどんでん返しやらがあり途中で止められないので色んな意味で困ってしまいます。なのでもしこれからこのゲームを遊ぶ人にあえて言うならばエンディングに近づいたと思ったらそこからかなり時間に余裕がある時までいったんストーリーの進行を止めておくことをお勧めしたいです。

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デスストランディングの個人的に良かったと思う所

気になってしまった部分を長々と書いてしまいましたが、個人的にそれらの欠点が気にならなくなるくらいこのゲームを楽しむことが出来ました。

それぞれの良かったところをピックアップして紹介していきたいと思います。

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ストーリーやキャラクターについて

  • 濃厚で独特なSFのストーリーや世界観が個人的にとても好みでした
  • 小島監督らしいメッセージ性の強いストーリー
  • ムービーシーンのクオリティーがとても高く演出もGood!
  • 登場人物が個性豊かで面白いキャラクターが多い
  • キャラクターを演じている俳優声優が超豪華!
  • 小島監督作品ならではの小ネタが満載だったこと

ストーリーについてはネタバレとなってしまうのであまり語れませんが、個人的には面白いと思いました。

このゲームにおいてはゲーム中で一見は難解な専門用語等が多く出てくるものの、ゲーム本編の説明だけで十分にわかりやすくてそんなに次から次へと新しいワードが入ってくるわけでもないので、難解でややこしいそうなゲームの雰囲気とは裏腹にこのあたりの事はすんなり受け入れられました。

また物語のテーマとか伝えたいことというのも小島監督作品らしく徹底しており、人と人とのつながりの大切さとか結構胸に刺さるようなセリフ等もあり感動できる場面も多かったです。

主要キャラクター演じている俳優声優さんがとても豪華であり、演技力とかも申し分なかったです。

一日60回死ぬ男とかなかなかぶっ飛んだ設定のキャラクタも面白かった

もちろんセリフとか声の吹き替えもそうですが、キャラクターの表情とかそのあたりのフェイスキャプチャー技術が凄く、ゲームキャラの表情の動きとかがあまりにも自然過ぎて本当に1本の映画を見ているような気分に浸れました。

あとこれは本編とはあまり関係ないですが、小島監督作品におなじみの小ネタについては結構豊富でした。クリア後とかに色々と探索してみるのも面白そうです。

ゲーム部分の良かったところは?

個人的に面白いと思ったストーリーに続いてゲーム部分についての事にも触れていきます。

  • ゲーム中のほとんどが物を届けるというシンプルな内容にもかかわらず変な中毒性があったこと
  • ゲームの操作性については少し独特だったがすぐ慣れて違和感なく操作できるように
  • ゲーム操作についてもオプションで細かい部分まで調節できる
  • 移動が中心となるゲームですが地形がとても上手に作られていて自分なりに配送ルートを考えたりするのが面白い
  • このゲームの肝ともいえる要素のストランドシステムについては個人的にとても良かった
  • ゲームの配送依頼中等にBGMが流れることがあるが、そのタイミングがとても秀逸
  • トロフィコンプリートまで遊んだがそこまで一度もバグやエラー落ちが起こらなかった

このデスストランディングのゲーム部分については正直な話、人にものを配送するのがメインというゲーム内容で結構不安だったのですが、実際遊んでみるとその心配は杞憂でむしろ不思議な中毒性があるゲーム内容でした。

このゲームの序盤では移動手段が主に徒歩になるのですが、当然ただ平坦な道を進んでいくわけではなく道中に水場や滑りやすい悪路、坂の多い山道や通常では降りられないような崖など様々な障害があります。

このゲームの徒歩での移動速度はあまり速いわけではないので移動に長い時間が掛かってしまいます。ゲーム初期の段階では、配送を妨害してくるミュールやBTなどに対抗する手段も少なく結構不便で面倒なプレイを強いられてしまいます。

なのでこのゲームの序盤ではこのゲームはちょっと厳しいのかもしれないと思いましたが、ゲームが進行するにつれて使用できる便利な道具や乗り物などが解放されていき配送任務がどんどん楽になっていきます。

またこのオープンワールドのゲームについてはマップがなかなか広いのですが、ただだだっ広いわけでなくしっかりと地形が作り込まれていて、配送の最短ルート上に上手いこと誰も通れない大きな川があったり、ミュールの集積場があって普通に通るにはリスクが大きかったりと、そのような「障害をどう工夫して通れるようにするか」考えるのが面白かったりします。

大きな川でもちょうど良く橋を掛けれるポイントがあったり、梯子やロープを使うとミュール達をうまく避けれてそこそこ速いルートがあったりと色々試行錯誤していくのが面白かったです。

少し話が変わりますが、BTの座礁地帯や険しい山道などの難所を抜けたときにゲームの雰囲気に合ったBGMが自動で流れる演出があったのも良かったです。

なんというかこのゲームについては地形が丁寧に作られているのか、難所を抜けた先に進むのが楽な平坦な道が続いていたり、上手いこと目的の建物が見えてきたりします。そんなときに丁度タイミングよくBGMが流れてくるのでそんな大袈裟に感動するというものではありませんが、初めて流れたときは少し驚きその演出の上手さに感嘆しました。

あとこのゲームについては大作のオープンワールドゲームにもかかわらず私自身トロフィーをコンプリートする100時間くらい遊んだ中で一度もバグやエラーなどが起こりませんでした。

バグやエラーがないのは当然で大したことではないと思われるかもしれませんが、これだけのクオリティのゲームを最後まで何の不具合もなく安定して遊べたのは中々なく、おそらくゲーム開発的にもかなり難しいことではないでしょうか。

まだ立ち上げてから3年程度の会社でここまでのゲームを開発出来てしまっていることからも相当な開発力があることが伺え、このゲームスタジオの次回作のゲームについてもまた面白い作品を製作できることが期待できてしまいます。

ストランドシステムの事について

このゲームについてはオンライン対応のゲームでありますが、ストランドシステムという非同期型のオンライン要素があるものの、基本は一人プレイでのゲームとなります。

ざっくり説明すれば、オンラインで遊ぶことにより自分だけでなく他のプレイヤーが建てた看板や建築物が出現して利用することもできるというものです。

このゲームシステムについては近いものだとデモンズソウルやダークソウルシリーズが挙げられると思います。

ただこのシステムについて面白いと思ったのが足跡という要素で、自分や他のプレイヤーが多く通った道には足跡が残っていき、しまいには走っても通りやすいような獣道みたいな状態となります。

草むらとか砂利道の中に一本の見やすくて通りやすい道が出来上がっていくのでプレイしていくうちに自然と地形が変化していくのがちょっと不思議な気分になりました。

また自分の建てれる建造物には上限があるものの他人の建てた建築物にはある程度制限があるものの自分の上限値とは無関係で使用していくことが出来ます。(クリア後にはとてもお世話になりました。)

このゲームについては基本的には不便で面倒なゲームシステムとなっているものの、他のプレイヤーとストランドシステムを利用して上手く建築物を利用させてもらったり、逆に自分だけでなく他人の為に建築物を建ててみたりと助けられたり助けたりの緩い協力プレイ要素が心地よく変な言い方をすれば癒されました。

他人の建てたものを利用できるといってもカイラル通信を繋いでいない初見のエリアではストランドシステムが機能しないのでちゃんと自力で攻略する必要があり、自分のゲーム進行度に合わせて他人の建築物の種類や量が設定されていてゲームバランスが崩壊なんてこともなく、そのあたりの事はしっかり考慮されているという印象です。

「いいね」というメッセージしか送れないことについて

このストランドシステムでは他人の行いには「いいね」というメッセージしか送れません。最初は何で極端にポジティブな物しか共有できないのかと疑問に思いましたが、ゲームを進めていくうちにこの「いいね」という他人からの評価みたいなものがこのゲームの中毒性の正体なのかなとも思ってしまいます。

ゲームのプレイ中にいいねの通知が届いたりする

このデスストランディングについては配送がメインで通常では移動が不便であり大変でもあるゲーム性を持っています。なので痒いところに手が届くような建造物があれば何となくいいねボタンを押してそんな大袈裟にではありませんが感謝みたいな意味で評価したくなります。

このいいねについては実際に「他人からいいねポイントみたいなもの」を貰うとなぜだかちょっとした喜びを感じてしまい、そのポイント欲しさに他の人が喜びそうな所に建造物を建てることも考えて実行してしまいます。

何となくおいてみた建築物が意外と好評だったりすることも!

もちろんこのゲームの主目的は配送であるので、そうした何気ない行いが効率よく安全な配送ルートを開拓していくことにつながります。

そして、そんな自分の行いが他人にも伝染していきどんどんと悪路だらけで通行が不便なエリアが配送に支障のないエリアへと名前も知らない他人と共同で発展させていけるのは面白く、なかなか他のゲームでは出来ない貴重な体験でした。

もちろん自分のゲーム世界の建造物は他人のものであれ自由に破棄することが出来て、それは他の人のプレイには全く影響がなく通知なども一切届かないので他人に気を遣うこともなくとても気楽に遊べます。

ゲーム本編でも他人と繋がることの良さみたいなことは語られていましたが、それをゲーム中でもちゃんと実感することが出来たのはこれまで数多くのゲームを遊んできた中でも初めての体験かもしれません。

独特の協力プレイ要素が気になっているのであれば是非プレイを

このデスストランディングの感想みたいなものを一通り書いてみましたが、実際に遊んでみて私個人ではすごく楽しめたのですが、このゲームについては人によって好き嫌い合う合わないがかなり割れそうな感じがありました。

ただ他のゲームには出来ないようなものが多く、このゲーム特有の光る要素がいっぱいあります。

なのでもしこれまでにない新しいジャンルのゲームに興味があるのだとしたら是非手に取って実際にプレイしてみてほしいです。

そしてそれはこんなブログ記事を書いておいてアレなんですが、事前情報を仕入れずに初見で何もこのゲームについてわからない状態から遊んでみてほしいとも思ってしまいます。

実際このゲームを遊ぶ前は配送がメインということで本当に楽しめるのかどうかも不安で、失礼ながら、もしかしたら小島秀夫氏のコナミ在籍中最後に手掛けてたMGSV:TPP のようなことになってしまうのかとも思ってしまいました。

しかし蓋を開けてみれば物語もゲーム内容もしっかりと完成されておりとても秀逸なゲームでした。

小島監督作品のメタルギアシリーズはとても好きでコナミ退職の事は当時かなり残念に思ってしまい、今後どうなることやらと思いましたが、ゲーム業界に復活してこのような大作ゲームを遊ばせてもらって本当に良かったです。

最後にまとめると今後も小島プロダクションのゲームにも期待できそうなとても良いゲームであったことは間違いないです。

おまけその1 ゲームクリアまでかかった時間は?

最後の最後でちょっとネタバレにもなりますが、クリアまでかかった時間などを紹介したいと思います。

クリアまでかかった時間というのが大体57時間程度でした。寄り道とか色々やってたせいなのか、かなり初クリアまで時間がかかりましたがそれだけ夢中にもなれたゲームでした。

おまけその2 トロコンまでかかった時間は?

ゲームクリアした勢いからそのままプラチナトロフィー獲得まで遊びました。

トロコンまでかかった時間というのが大体101時間くらいで、オープンワールドとは言えど配送がメインのアクションゲームでここまで長時間遊べるとは思いませんでした。

配達人グレードの速度の評価軸を上げていくことが結構大変でしたが、トロフィー獲得に難易度が高いものはないので攻略サイトなどを参考にすれば誰でもプラチナトロフィーは獲得できるかと思います。

ゲームに遊ぶ時間に余裕が持てる方であれば挑戦してみてはいかかでしょうか。

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