FF14も近い時期に大型拡張パッチの5.1が実装されます。そんな中個人的に気になるのが新しい追加コンテンツの事もありますが、それとは別に全ジョブの火力関係の性能調整の所がやはり気になってしまいます。
現状では近接DPSと黒魔導士以外の遠隔DPSの差が開いてしまっている火力バランスとなっているとのことが話題となっていますが、実際にその現状についてを大雑把にではありますが調べてみました。
ちなみに今回の記事ではFF14の外部ツールACTのログデータをまとめたサイトのFFLogs様の情報を元に記事を作成しました。
なのでパーセンタイルとかDPSの色がうんぬんかんぬんみたいな内容となり、私個人の独断や偏見等が混じりまくった記事になるのでそのあたりの事情はご了承ください。
FF14のLogsについて基本的なこと
FFLogsで閲覧できるデータというのはFF14の外部ツールACTで収集した戦闘ログデータを集計してまとめたものであり、FFLogsのWebサイトに登録した人がサイトにデータをアップロードすることによりその各種データを閲覧することが出来ます。
このサイトには膨大な量のデータがアップロードされているようで、現在でも非常に多くの戦闘気ログがアップされていて閲覧することが可能です。
FFLogsに個人情報などを登録しなくともデータの閲覧は可能であり、PTメンバーの個人が敵に与えたダメージだけでなく、味方を回復したヒール量、実際のスキル回し等様々なデータを見ることが出来ます。
なのでレイド等の攻略に行き詰まっているようだったら、実際にクリアした上位陣のデータと自分が実際に行っているスキル回しなどを比べるなどして大いに役に立つWEBサイトだと個人的に思っています。
とは言うもののやはり大勢の人が気になることといえば、実際の戦闘でのDPS値ではないかと思います。
このDPS値を語る上でパーセンタイルとかなんとか色々用語がありますが、この記事ではこのような用語の解説は省略します。(というかDPSを気にするようであればこのへんの理解はとっくに済んでいるとおもわれる?)
ただこのWebサイトで閲覧できるデータというのは実際に計測したデータをアップロードしないとそこに統計としてデータが入らないので、実際のFF14のエデン零式では閲覧できる数字とは違って特定のジョブでDPSを出せない人が多いというのもあり得るかもしれません。
そういったことを前提に暇つぶしにでも見てもらえたら幸いです。
パッチ5.08現在のDPSランキングの計測方式について
FF14Logsではエデン零式等の高難易度レイドでは現在rDPSを基準に統計が行われているようです。
rDPSについてはEorzean様の記事を参考にざっくり説明すると「計測されたDPS+(与シナジー分)-(被シナジー分)」となり、実際に計測されたDPS値からPTメンバーへ与える与ダメージアップ効果と逆にPTから受け取った与ダメージアップ効果を足し引きした値の事らしいです。
一般にシナジー効果が強力な忍者、踊り子、占星術師は実際に計測されたDPS値よりもrDPS値が大きくなり、逆に他人へ与える与ダメージアップ効果のスキルがない侍、黒魔導士等はDPS値よりrDPS値が小さくなります。
FF14のジョブは本体の火力が高い、他人への支援効果が強いといったそれぞれ個性があり、もしも各ジョブごとの火力についてのバランスが良いのであれば、本体火力と他者への支援効果を全てひっくるめるとこのrDPSの値が各ロールごとにほぼ横並びの値となるというわけです。
2019/10/18現在のエデン零式全層での各ジョブの平均DPS値は?
まずはエデン零式全層の平均値について近接&遠隔DPSジョブのことについて調べてみました。全層の平均ということで大雑把にではありますが見てみたいと思います。
ジョブ | perf25~75のDPS値 | 最大値 |
モンク | 12457~13960 | 15565 |
黒魔導士 | 11842~13784 | 15889 |
竜騎士 | 12263~13712 | 15151 |
侍 | 12042~13598 | 15199 |
忍者 | 11900~13497 | 15157 |
召喚士 | 11347~12776 | 14188 |
機工士 | 11402~12697 | 13667 |
吟遊詩人 | 11254~12552 | 13652 |
赤魔道士 | 10785~12407 | 13997 |
踊り子 | 11059~12398 | 14120 |
エデン零式全層平均のPerf25~75のDPS値(SS一枚目の帯状の部分)と最大値(SS2枚目)の部分をピックアップしてみました。
パッチ5.08の現在では近接DPSと黒魔導士を除いた遠隔DPSで大きな差があるということが話題となっていましたが、実際のデータを見て比較してみると確かにDPS値の差が近接DPSの忍者より上の部分と遠隔DPSの召喚士の下の部分で2つに大きく分断されているような感じになっています。
帯状の右端(perf75)の部分だけで見るとモンク>黒>竜>侍>忍>>>>召>機>詩>赤≧踊、というようなDPS値の順番になっています。
忍者以上の上位組ではモンクが少し頭抜けている感じがあり、召喚士以下の下位組では赤魔導士と踊り子がやや低い値になっています。
ただ最大値で見てみるとモンクと黒魔導士の値が逆転していて、下位組でも赤魔と踊り子が詩人機工士との値が逆転してしまっています。
またモンク以外の近接3ジョブについてはおそらく全層の平均ということで偶然にも最大値がほぼ同じ値に並んでいる結果となっています。
上位組と下位組の2つのグループに分けられてしまう結果に
全体的に見てみると、DPSジョブは上位組と下位組の2つのグループに大きく分けられてしまう結果となりました。
それぞれのグループ内では上位組ではモンクと黒魔導士が強く、下位組では赤魔導士、踊り子がやや弱いという結果になってしまいましたが、ただ各ジョブの上位や最大値の部分を見てみると、同じグループ内ではそこまで大きな差はないという感じがあります。
こうしてみてみると特定のジョブが弱い強いという問題というよりかは、ここで言う上位組と下位組のDPS値に大きな差があるというのが現状の火力バランスの悪さを表しているのかなと思います。
あと注意したいのが、全層の平均値ではあるもののジョブによっては数値に下限と上限の差がとても大きくなってしまっていて黒魔と赤魔については上限値と下限値の差が大きくなっている傾向にあります。
タンクジョブの火力バランスは?
タンクジョブについても同様にエデン零式全層の平均について調べてみました。
ジョブ | perf25~75のDPS値 | 最大値 |
ガンブレイカー | 7081~8010 | 9059 |
ナイト | 7018~7991 | 8947 |
戦士 | 7033~7896 | 8707 |
暗黒騎士 | 6981~7869 | 8694 |
タンクロールの4ジョブについてはガンブレイカーが若干高く、暗黒騎士が若干低い結果となっていますが、ほぼ横並びの値になっており、DPSジョブに比べたらこの火力バランスに限ってはかなり良くまとまっているといって良いのではないでしょうか。
ただし、タンクについては火力云々の問題ではなく、防御バフとレイドボスの攻撃との相性とかそういった問題の方があるので、一概に火力があるから強いとかそういうわけではない気がします。
ただやっぱりこのDPSの数値だけで見るとかなりバランスが取れているというのがわかります。
ヒーラーの火力バランスについて
ヒーラーの3ジョブについても同じようにエデン零式全層の平均で見てみたいと思います。
ジョブ | perf25~75のDPS値 | 最大値 |
白魔導士 | 5005~6805 | 9586 |
学者 | 4881~6768 | 9328 |
占星術師 | 4310~6183 | 8594 |
ヒーラー3ジョブの火力については白魔導士>学者>>>占星術師という順になっており、占星術師が他2つのジョブよりDPS値が小さいという結果になっていました。
火力だけで見ると白魔導士と学者についてはそれほど差がないものの、占星術師に限っては大きく差が出てしまっています。
ただ、こちらもタンクロールと同じで火力があるから強いジョブという訳ではなく、ヒール力、軽減力とかそちらの問題もあるので一概に火力があるから強いという訳ではなさそうです。
ただ火力という面に限れば3ジョブしかないのにバランスが取れていない感じがあります。
ヒーラーはタンクを凌駕する火力を持っている?
ヒーラー3ジョブのDPS値についてですが、最大値という部分に注目してみると白魔導士と学者はなんと!タンクロール4ジョブよりも高い値が出ています。
火力面で劣っている占星術師でも暗黒騎士の最大値にまで迫っている結果となっています。
ちなみにDPS値がトップの方も含め上位陣のヒーラーのスキル回しを見させてもらいましたが、別にヒール等をサボって攻撃だけしていて片方のヒーラーに大きな負担をかけているという訳ではなく、しっかりと要所要所でヒールを挟んだ状態での結果になっていました。
漆黒のヴィランズ開始当初では白魔導士の火力がヤバいみたいなことが話題となっていましたが、こうしてみると学者も白に迫った火力があり、白魔に劣らずヤバいのではないかと思ってしまいます。
最大値もそうですが、上位層のプレイヤーの火力面で見たら占星術師が弱いというよりは白魔導士と学者の火力があり過ぎるというような感じがあります。
いずれにせよ装備が揃いPTの防御面やヒール力が安定して攻撃に回せる余裕が出来てくると、ヒーラーに限ってはタンクジョブを超える火力が出てしまうということが分かりました。
あくまでDPS値の事は参考程度にお願いします。
今回FFLogsに挙げられているエデン零式全層の平均値を参考にDPSのランキングみたいなことを記事にしましたが、各層によってジョブのギミックやタイムラインの相性等が異なり、この平均値とは違ったDPSのランキングになっているところもあります。
本当は戦闘中履行技が無く常時殴ることが出来て木人殴りに近いエデン零式2層の事を参考にするべきとか一番火力チェックの厳しい4層を参考にするべきだなどの様々な意見があると思いますが、今回は大まかな火力の順位付けという意味で全層の平均値を参考にしました。
ただ最初に述べたようにこのFFLogsにデータをアップロードしないと統計に入らないので、もしデータが挙げられていないものや零式をクリアできていないデータを含めたらこのDPSの順位も違ったものになるのかもしれません。
今回の記事は2019/10/18現在のパッチ5.08のDPSランキングですが、もうじきパッチ5.1が実装され、そうなるとこのDPSの順位とか数値も大きく変わることが予想されます。
なのでこの記事についてはそう長くないうちにほとんど意味がない物になりそうですが、「パッチ5.1までは近接DPSと黒魔導士が強くて他の遠隔DPSが弱い」みたいなこととして今後も覚えてもらえたらいいのかなと思います。
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