今回の記事は前回に引き続きFF14のパッチ5.08現在でのDPSの火力についてです。
前回では高難易度レイドで重要となる単体火力についてでしたが、今回はDPSの範囲火力についてを前回と同様にFFLogs様の情報を元に調べていきたいと思います。
このDPSの範囲火力については特に大きな不満の声も出ていないようで、パッチ5.1でもそれほど変化がなさそうな感じですが、現状のジョブ間の範囲火力の差がどうなっているのかを大雑把にではありますが、見ていきたいと思います。
範囲火力についてはエキスパートダンジョンの記録を参考に
FF14の範囲攻撃が重要となるコンテンツはパッチ5.08現在の高難易度レイドでは殆どなく、大量の雑魚敵が出現して倒さないといけないという場面はありません。
なので今回の範囲火力についてはエキスパートIDでの各ジョブのDPS値を参考にしました。
エキスパートIDでは3ボスを討伐するだけでなく道中の大量の雑魚敵を倒しながら進行させる必要があり、その際に各ジョブの範囲攻撃が生きてくるということです。
各ジョブの範囲技の性能が高いほど、DPS値についても8人PTの高難易度レイドよりも大きく伸びていくのでその値を参考にして、各ジョブの範囲火力の強さについて比べてみました。
値を参考にする上での注意など
今回の参考にしたデータというのは前回の記事ではrDPS値を基準にしましたが、今回は通常のDPSが基準になっています。
エキスパートIDのランキングについてはrDPSには対応しておらず従来通りの通常のDPS値が基準にデータがまとめられているようです。
なのでエデン零式のrDPSよりも各ジョブの数値に差が出ているように見えてしまうかもしれません。
本来のDPS値を参考にすると、例えば他ジョブよりも火力が控えめである踊り子や占星術師等のジョブはPTメンバーへの火力支援効果が強いものの自身の本体火力が他ジョブより低い値になることが予想されてしまいますが、そのような事情を加味した上で超大雑把な参考程度に値を見るようにお願いします。
さらに言ってしまうと、このエキスパートIDでは雑魚等をまとめ狩りしていかないと、いくら適切に範囲技を撃っていてもDPSの伸びに限界があり、まとめ狩りをするかしないかで大きくDPS値が変動してしまいます。
なので今回の数値については下位のランキングの場合だとまとめ狩りをしていないことも十分にあり得ることなので、なるべくランキング上位の数値を参考にした方がいいかもしれません。
参考にするIDは終末幻想アーモーロート
今回参考にしたエキスパートIDは終末幻想アーモーロートにしました。
2ボス目に雑魚の大量ラッシュがあることと440レベルシンクが掛かり、プレイヤー間での装備差がほとんどなくなっているということを考えてこのIDを参考にしました。
他のIDについても一応データを閲覧してみましたが、一部ジョブの順位が入れ替わっていたりもありましたが、大体は数字の大きさが同じような順番となっていました。
DPSジョブの範囲火力の差は?
終末幻想アーモロートでの各DPSジョブのDPSについては以下の様になっていました。
ジョブ | perf25~75のDPS値 | 最大値 |
黒魔導士 | 9568~12438 | 16302 |
侍 | 8761~12021 | 14597 |
竜騎士 | 8664~11541 | 14472 |
モンク | 9039~11464 | 13979 |
吟遊詩人 | 8268~10997 | 13938 |
赤魔道士 | 7957~10622 | 13786 |
召喚士 | 8312~11062 | 13783 |
機工士 | 9337~11483 | 13712 |
忍者 | 7673~10162 | 13395 |
踊り子 | 8398~10502 | 12414 |
大まかに見ていくと黒魔導士が頭一つ抜けていて値が高く、忍者が他ジョブと比べて低い値が多く出ているという傾向にあるようです。
本体火力が控えめという踊り子についても範囲火力が大きく関係するIDでは意外と他ジョブと比べても劣っているわけではなく、支援効果も含めれば割と上位のランキングに食い込めるのかもしれません。
忍者については単体攻撃のだまし討ちが4人PTのIDではあまり活かせないということもあり範囲火力という意味では結構不遇な立ち位置にあるのかもしれません。
PTへの火力支援効果の事も含めると、黒魔導士と侍と機工士が実際の数値よりも少し低く見積もることが出来て、相方のDPSなどが物理DPSである場合だと、モンク赤魔導士についてはもう少しだけ数値を高く見積もってもいいのかもしれません。
実は単体火力よりもDPS間のバランスが取れている?
最大値の項目を見ていくと黒魔導士が頭一つ抜けて高く、逆に踊り子が低い値になっています。
DPSの低い数値が多い忍者についても、シナジー効果のない機工士に迫っている数字になっていて、それ以外のジョブに関しては意外と差が開いていない感じがあります。
実際の数値だけでなく、PTへの火力支援効果の事も含めればこの範囲火力のバランスに限っては以外にもそこまで差が出てなくバランスが取れているのかもしれません。
ただそれでもグラフで見るとやはり黒魔導士の数値がかなり高いという印象が残ってしまいます。
タンクロールの範囲火力の差は?
DPSジョブと同様にタンクジョブについてもこのDPS値の差について調べてみました。
ジョブ | perf25~75のDPS値 | 最大値 |
ガンブレイカー | 6645~8212 | 9950 |
戦士 | 6423~7850 | 9153 |
暗黒騎士 | 6176~7777 | 9500 |
ナイト | 5767~7573 | 9936 |
タンクの火力範囲についてはガンブレイカーが一番出ているようで、ナイトについては低い値が多く出ているみたいです。
ただ最大値も含めて見てみると、ガンブレイカーが一番高い数値になっていますが、ナイトもほぼ同じ値まで出ており、戦士がこの2つのジョブにやや引き離されてしまっている感じです。
ただDPSジョブと比べるとそれほど大きな違いもなく、単体火力同様に範囲火力についてもタンクジョブについてはバランスが取れているというような感じがあります。
ヒーラーについての範囲火力の差は?
DPSとタンク同様にヒーラーについての範囲火力の差について調べてみました。
ジョブ | perf25~75のDPS値 | 最大値 |
白魔導士 | 4714~7271 | 10710 |
学者 | 3944~6984 | 9863 |
占星術師 | 2082~4494 | 6929 |
ヒーラー3ジョブについて見ていくと、こちらは通常のDPS値ということもありますがそれでも白魔導士がトップで学者に大きく引き離されて占星術師が一番低い値になっていました。
単体火力と同様に範囲火力についてもヒーラー同士ではバランスが取れていない感じがあります。
加えて白魔導士の場合は範囲火力には直接は関係しませんが、範囲攻撃魔法のホーリーにスタン効果が付いているので、雑魚のまとめ狩りで上手く活用すればタンクへヒールを挟む回数が減り、攻撃に専念しやすいということもあり、そういう意味でも学者よりも大きい値が出ているのかなと思います。
また最大値を見てみると、単体火力と同様に白魔導士の場合はタンクロールよりも高いDPS値が出ています。学者についても戦士や暗黒騎士を超える火力が出てしまっています。
ただし、占星術師の場合だとタンクロールよりも結構な差を付けられてしまっていて、やはり範囲火力については他2ロールよりも劣っているという印象が強くなってしまいました。
範囲火力の差については占星術師悪い意味で目立ってしまう結果に
今回大雑把にではありますが、FF14パッチ5.08の各ジョブの範囲火力の差について調べてみましたが、タンクについては単体火力と同様にバランスがとれていて、DPSジョブについても黒魔導士が頭一つ抜けている感じがあるもののそれ以外は意外と差がなくバランスが取れているということが分かりました。
しかし、ヒーラー間の範囲火力については占星術師が際立って低く、白魔導士や学者の範囲火力が強いということを考慮しても、その低い値が気になってしまいました。
ただ範囲火力については現状の高難易度レイドではあまり重要視されているわけでもなく、IDについてもそこまで困るものでもないので、パッチ5.1ではあまり変化しないのではないかと思います。
ただやっぱり占星術師に関しては範囲火力に限ってもちょっと不遇過ぎる感じがあるので、上手いことジョブ性能に調整が入ってくれることを願うばかりです。
コメント