今回の高難易度コンテンツのエデン零式ですが、多くの人がログインするゴールデンタイムの時間帯は特に人が多く、このサムネイルにもあるように非常に多くのPT募集が建てられていました。
すでに私自身今回の零式についてはすでにクリアは出来ているので、報酬目当てである消化目的PTに入ったり、または自分に都合の良い条件が無さそうであれば自分でPT募集をかけたりするのですが、ここである疑問が出てきてしまいます。
それは、果たして取り抜けPTとフリーロットPTのどちらのほうが自分が報酬を入手できる確率が高いのかというものです。
今回のパッチ5.05からエデン零式の報酬に関する仕様が以前のものと比べて変更があり、そのあたりの説明は長くなりそうなので省略させていただきますが、要はクリアしたPTの8人全員がNEED出来る権利があり、8人全員がロット勝負をする必要があるということです。
この仕様についてはネット上でも賛否両論なようですが、結局のところ自分が報酬を得られる可能性というのがどうなったのかが個人的に気になったので今回の記事ではそこについて、ざっくりとした計算方法ではありますが、その報酬を得られる確率については紹介してみようと思います。
取り抜けとフリーロットPTの違いについて
取り抜けPTとは?
今現在の野良のPT募集ではやや取り抜けPTが多いようなので取り抜けPTについて簡単に説明すると高難易度コンテンツでは複数の戦利品がドロップするため、それを均等になるべく多くの人に分配しようというルールです。
ルールを説明すると少しややこしくなってしまいますが、おおまかな流れについては
- PTの募集概要やPTメンバー内で事前に報酬をロットする順番を決めておく(左から順or1番目武器箱2番目手装備箱最後強化素材など)
- コンテンツクリア後、事前に決めていた順番に従って1番目のアイテムをロットする(2番目以降のものにはロットはしない)
- 1番目のアイテムを入手できた人はそのコンテンツから退出する。
- 1番目の人が退出したのを確認出来たら、2番目のアイテムをロットする。(残った7人で2番目をロットする)
- 2番目のアイテムを入手した人は1番目の人と同じように退出する。
- 以降ロットできるアイテムが無くなるまで、2~5の手順を繰り返す。
以上のようになっており、細かいルールについてはPTによって違っているためその辺は注意が必要となります。
PT募集要項が分かりにくかったりする場合であればPT募集主にコンテンツを開始する前にきちんと確認をとったほうが無用なトラブルは避けられるでしょう。
フリーロットPTとは?
フリーロット(通称フリロPT)はその文字通りドロップした戦利品については誰でも自由にロットできるというPTです。
ルールもとてもシンプルでどのアイテムについても全員がNEEDすることが出来て、もちろん報酬がいらないのであればPASSしてもよく、ロット関係でのトラブルの心配も無用です。
またCFやRF等でクリアした場合では基本的にこの形式で自由にアイテムをロットします。(まさかCFやRFで取り抜けにしましょうと提案する人はいないよね?)
エデン零式覚醒編での報酬について
エデン零式を各層クリアするごとに得られる報酬というのは以下のようになります。
- 1層:腰装備箱1つ アクセサリ箱(部位はランダム)2つ
- 2層:頭、手、足装備箱がランダムで2つ、幻想アクセの強化素材1つ、 幻想武器の引換券1つ(幻想武器は幻想1000個と引換券1つで交換)
- 3層:頭、手、足装備箱がランダムで1つ、脚装備箱が1つ、幻想防具強化素材が1つ 幻想武器強化素材が1つ
- 4層:武器箱が1つ、防具箱が1つ、エデン武器が全ジョブ17種の中からランダムで1つ ミニオンが1つ マウントが1つ
4層のエデン武器が直接ドロップすることを除けば、ほかすべてのアイテムについては全員がNEEDすることが出来ます。今回の記事についてはエデン武器の直接ドロップとミニオンとマウントについては計算に含めるととてもややこしくなってしまうので確率の計算からは省くようにしています。ご了承ください!
エデン零式覚醒編で得られる全員がNEED出来るアイテムについては1層が3個、2層が4個、3層が4個、4層が2個ということが前提で話を進めていきたいと思います。
確率の計算方法ついて
基本的に8人でロット勝負した場合報酬1つを入手できる確率は1/8(12.5%)ということにします。 FF14のロットシステムは少し特殊なものになっていて厳密には1/8というわけではないのですが、それは後で捕捉します。
確率の計算には表計算ソフトのExcelを利用しました。筆者自身確率の計算とか久しぶり過ぎて何かしら間違いがあるかもしれませんがご了承ください!
フリーロットの確率(エデン零式1層について)
エデン零式1層では3つのアイテムについてロットすることが出来ます。フリーロットの場合では報酬をとれる人は以下のような確率となります。
- 報酬0個:(7/8)^3*100=66.99%
- 報酬1個:(1/8)*((7/8)^2)*combin(3,1)*100=28.71%
- 報酬2個:((1/8)^2)*(7/8)*combin(3,2)*100=4.10%
- 報酬3個:(1/8)^3*100=0.20%
※今回の計算で用いた関数combinについては、総数から指定した個数を選んだときの組み合わせの数を求める関数です。(詳しくは自分でググってみて!)
この計算ではエデン零式1層では3つの報酬があるのでcombin(3,n)となり、3つあるうちのn個を選ぶ組み合わせとなります。
取り抜け方式での確率(エデン零式1層)
報酬が3つとなる場合、取り抜け方式の確率は以下のようになります。
- 報酬0個:{1-(1/8+7/8*1/7+7/8*6/7*1/6)}*100=62.5%
- 報酬1個:(1/8+7/8*1/7+7/8*6/7*1/6) *100=37.5%
取り抜けであるため報酬が2個や3個の場合はありません。よほど特殊なルールでない限りは必ず報酬がもらえる人は1個のみになります。
追記(9/25)エデン零式1層と2層でフリロで報酬が得られる確率についての注意や補足!
エデン零式1層と2層では報酬のアクセサリー腰装、防具部位の頭手足がドロップしますが、報酬箱の3つと4つの内、2つ同じ部位が出現することがあります。
現在のFF14の仕様ではILと部位が同じの装備箱を2つ以上所持することはできません。
当然コンテンツ内でジョブチェンジとかそういったこともできないので、同じ部位が2個被って出現すると、報酬を3個や4個独り占めみたいなことは出来なくなります。
なので、後々記載するフリーロットでの報酬が2個以上もらえる獲得率というのは記事に書いてあるものよりも若干低くなるということをご了承ください。
1層と2層の各部位がどの程度の確率で出現するのかは特に検証なども行っておらず、1層については腰装備が2個以上出るのかどうか不明であるということもあり、記事に記載してある数値には特に修正などは加えていません。
なのであくまで大まかな参考程度に閲覧してもらえると幸いです。
エデン零式1層の取り抜けとフリロの比較(報酬3個)
エデン零式1層の報酬を得られる確率をわかりやすくするため以下の表にまとめてみました。
入手個数 | 取り抜けPT | フリーロットPT |
3個 | 0.00% | 0.20% |
2個 | 0.00% | 4.10% |
1個 | 37.50% | 28.71% |
0個 | 62.50% | 66.99% |
こうして表にまとめてみると報酬がもらえる確率に結構な違いがあります。取り抜けPTでは2個や3個個人でもらえる可能性がゼロであるものの、1個だけでも入手できる可能性はフリーロットの時に比べ10%弱も高くなります。
またフリロの場合と比較すると何も貰えない確率は低くなるようでした。
フリロPTの場合3個や2個報酬がもらえるというロマンがあるものの、報酬が何も貰えない確率も高くなってしまいます。ただし当然のことながら2個や3個独り占めできる可能性は非常に低いです。
この辺はどちらの場合でも一長一短なところがあるので、どちらのPTに入るのかは好みの問題としか言えない感じかあります。
エデン零式2、3層の比較(報酬4個)
エデン零式2、3層の場合得られる報酬が4個となります。同じように表にまとめました。
入手個数 | 取り抜けPT | フリーロットPT |
4個 | 0.00% | 0.0244% |
3個 | 0.00% | 0.68% |
2個 | 0.00% | 7.18% |
1個 | 50.00% | 33.50% |
0個 | 50.00% | 58.62% |
報酬が4個ともなると3個の時と比べて入手確率に大きな差が生じてきます。
取り抜けPTでは報酬がもらえる確率と何も貰えない確率が半々の状態になりました。フリロに比べて1個だけアイテムがもらえる確率がかなり差が付き、何も貰えない可能性も同じように低くなっています。
フリロに関しては3個のときに比べ、1~3個の報酬がもらえる確率は上がってはいるものの、何も貰えない可能性というのも取り抜けに比べて高くなってしまいました。
またフリロに限っては4つの報酬を全て独り占めできるということが超低確率ではありますが一応は可能になっています。
エデン零式4層、武器&防具箱2つの場合の比較
エデン零式4層では武器箱、防具箱の他に、全ジョブ17種のうち1つだけランダムで武器がドロップしますが、これを手に入れられる可能性は除き武器と防具箱の2つに絞って確率をまとめてみました。
入手個数 | 取り抜けPT | フリーロットPT |
2個 | 0.00% | 1.56% |
1個 | 25.00% | 21.88% |
0個 | 75.00% | 76.56% |
報酬が2つの場合は3つや4つに比べて確率の差は縮まっていました。
このくらいの差となるとどちらの方法を選んでもあまり変わらないような気がします。
今回、取り抜けとフリロ方式での2つの方法の報酬の入手率についてまとめましたが、総括すると1つでもいいから何か報酬が欲しいという人は取り抜け、報酬を独り占めできるというロマンを求めるならばフリーロットのPTを選べばよいのかなと思います。
おまけ 消化PTで報酬を独り占め出来る確率は?(フリロの場合)
一応気にはなったので消化PTで全ての報酬を入手できる可能性についてもまとめてみました。ついでに1~4層をフリロで消化する際に何も貰えないという確率についても調べてみました。
報酬を独り占めできる可能性は?
報酬箱全13個を全て入手できる可能性→(1/8)^13*100=0.000000000182%
なんだか頭が悪くなりそうな数字が出てしまいましたが、この数字は大体5000億分の1くらいの確率となります。1週間の零式の報酬を独り占めできるということはおそらくは一生FF14をやってても巡り合うことのない奇跡なんじゃないでしょうか?
報酬を全く貰えない可能性(武器直ドロップを除く)
報酬箱ゼロの可能性→(7/8)^13*100=17.62%
1~4層のフリロPTで何も貰えない可能性というのは17.62%と意外と高い確率となっていました。
ただし、これは武器の直接ドロップを含めない数字なので、今週は何も貰えないと思いきや、最後の4層で自分のジョブの武器がドンピシャで手に入るといういい出来事があるかもしれません。(過去の自分の体験談)
コメント
ロット時に先にロットしたから有利になるということはないですよ。友人同士で13枚のトランプを使って何かの順位を決めるようなシーンを想像すると分かりやすいと思います。最初に引いたからといってエースやキングを高確率で引けるわけではないので、先に引いても後に引いても有利不利はないですよね。13人中最初に引いても、最後に残り一枚を受け取ってもエースを引く確率は同じです。
同じようにロットをするのが1番目でも8番目でも(99人いて99番目でも)99を引ける確率は同じです。
コメントありがとうございます。
すみませんこの記事については2年以上前に書いたもので、その本人も内容が曖昧になってしまってるので、不確かな部分は削除しておきます。
分かりやすい例を挙げて貰ってありがとうございます。