色々フェイスについて試していったところ分かってきたこともあり、今回は前回の記事で説明しきれなかったFF14のフェイスの仕様の事をもう少し詳しく紹介していきたいと思います。
記事については結構長くなってしまったので、興味があるところを目次の所から飛んで見てみることをおすすめしたいです。
フェイス利用のメリット&デメリット
フェイス利用時には下記のようなメリットやデメリットがあります。前回の記事と内容が被ってしまう所もありますがご了承ください。
フェイスを利用するメリット!

フェイスについてはソロでのプレイとなりますが、一緒に攻略するNPCについてはプレイヤーを中心に追従してくれるのでプレイヤーが立ち止まればNPCも立ち止まり、プレイヤーが先に進みモンスターと遭遇すればNPCは一緒に戦闘を始めてくれます。
なのでプレイヤーが立ち止まったり手を止めたりしてもNPCが勝手に前に進んで敵と戦い始めたりなどということは一切なく、自由にマップを見て回ったり、探索することも出来ます。
フェイスでは宝箱に入っている装備品やレアアイテムの量が半分程度となりますが、ソロプレイであるため、その報酬を全て独り占めすることができます。
さらに言えば自分の参加しているジョブ以外の装備品等も入手することが出来るので、サブジョブ用の装備やミラプリ用の装備を収集することにも十分利用していけると思います。
フェイスをプレイ中では、戦闘中を除きどのタイミングでも途中退出が可能となります。また途中抜け等のペナルティも全くないので、途中でIDを辞めたくなったらいつでも中断することが出来ます。
またこのフェイスについては当然ではありますが待ち時間0で即シャキします。なのでフェイスでレベル上げ等をしたい時には気軽にいつでも即スタートできます。
フェイスで一緒に連れていくことの出来るNPCは意外にもAIが賢く、敵の範囲攻撃はしっかりと避け、ギミック処理についてもきちんと対応してくれます。
特にボス戦などで敵の連続する範囲攻撃もスムーズに回避してくれるので、NPCを動きを真似ることで自分もNPCと同じように連続攻撃をきれいに避けていくことが出来ます。
またプレイヤー自身が余計な被弾をしてしまっても個別に回復してくれたり、防御バフをこちらに送ってくることもあるので、こちらが上手く動けてなくてもフォローも万全でなかなか頼りになります。
フェイスで一緒に戦ってくれるNPCというのはプレイヤーが戦闘を開始すると、プレイヤーが手を完全に止めたりしていても、敵を殲滅して戦闘が終了するまで戦い続けてくれます。

つまり何が出来るのかというと、放置プレイが可能となっています。雑魚敵はもちろんの事、一部のボス戦でも一度戦闘に入ったあと自分は安全な所に一人で戦闘を眺めているだけでそのままボス戦が終了することもあります。
フェイスを利用することのデメリット
フェイスについてはソロ専用のコンテンツであるため、フレンドと二人で申請して一緒にプレイしたり、他のプレイヤーとPTを組みIDへ突入といったことは出来ません。
フェイスでのID攻略というのは、他のプレイヤーとPTを組み攻略することに比べるとどうしても時間が掛かってしまいます。
この利用としては、フェイスのAIは範囲攻撃やギミック処理を丁寧に行ってくれますが、その時の移動中は完全に攻撃や回復が止まっており、火力面ではどうしてもプレイヤーに劣ってしまいます。
また戦闘中NPCはほとんどの攻撃が単体攻撃であり、一部のNPCを除けば範囲攻撃を使うということがありません。そのためにボス戦だけでなく雑魚戦でも殲滅に時間がとられてしまいます。
IDの攻略でまとめ狩りをするにしても、道中で戦闘を始めた時に他のグループの敵を先釣りしてNPCにタゲを取ってもらうという流れで一応は可能ではあります。
しかし、その時は先釣りしたグループの攻撃を貰うこと、一部のNPCを除けば、あまり範囲技を使ってくれないこともあり、頑張ってまとめ狩りをしようとしてもそれほど時間の短縮にはならないのであまりおすすめは出来ません。
LBの仕様について
通常のPTプレイと同様にフェイスでもLBを使うことが出来ます。ただしこのLBについてはちょっと特殊な仕様となっています。
NPCのヒーラータンクはLBを全く使用しない
NPCのタンクやヒーラーに該当するキャラクターは全くLBを使いません。なのでDPSがLBを必然的に使うこととなります。
自分がDPSで参加した場合
自分がDPSでフェイスを利用した場合、相方に一人DPSを選択することになるのですが、ここでリーンとヤシュトラを選択した場合、この2名のNPCについては全くLBを使用しません。
なのでこのどちらかのキャラクターを選択した場合プレイヤー自身しかLBを撃つことが出来なくなります。
選択できるNPCのうち、アリゼーを選択した場合、このNPCについてはボス戦でLBゲージが溜まり次第すぐにLBを使用します。またID最後のボス戦では、LBゲージが2本溜まり次第LB2をすぐに発動させます。
そのためこのアリゼーを選択した場合は、プレイヤー自身かアリゼーのどちらかがLBを使うことが出来ます。またLBについては道中でNPCが使うことはなくボス戦でのみ使用します。
自分がタンクかヒーラーで参加した場合

自分がタンクかヒーラーでフェイスを利用した場合、自分がタンクLBやヒーラーLBを使うことも出来ますが、この場合ではLBゲージが溜まり次第DPS2名のどちらかがLBをボス戦で使ってくれます。
ここでLBを使うNPCについてはフェイスの選択画面で初めに選択したDPS担当のキャラクターが必ず使用します。
例えば、先にアリゼーを選択し後からヤシュトラを選択すると、上に載せたSSで黄色で囲ったキャラクターであるアリゼーがLBを使用します。逆の順番だとヤシュトラがLBを使ってくれます。
当然先にリーンを選択すればリーンが近接LBを撃つことになります、なのでNPCに攻撃LBを使わせたい場合、このフェイスを選択する順番に注意が必要となります。
フェイス育成で使用できるキャラクターについて
フェイス育成で連れていくことの出来るキャラクターというのは、しっかりとキャラクターごとに性能や特性に違いがあります。
ただこの性能差というのは特に感じられるようなものはなく、どのキャラを使っていてもそれほど違いが無さそうでしたので、自分の好きなキャラクターを使っていけばいいのではないかと思います。
しかしながら、キャラクターごとにちゃんと個性が感じられるほどに違いはあったので、そのあたりを紹介したいと思います。
フェイス育成:キャラクター紹介
サンクレッド:TANK

サンクレッドについてはフェイスで使用できる唯一のタンクとなっています。道中も敵のヘイトをしっかりと稼ぎ、さらに戦闘中自身だけでなく味方に支援技を使用しサポートすることもあり、きちんとタンクの役割を果たしています。
このサンクレッドですが、自分自身でガンブレイカーなどのタンクをやってみるとよくわかりますが、めちゃくちゃ硬いです。NPCの防御力が高めに設定されているというのもあるのでしょうがその正体についてはこのキャラクターが扱うとある技にありました。

このサンクレッド使うガンブレイカーのブルータルシェルというWSがとても強く、HP吸収とバリアの効果が妙に高いので本当に硬いです。道中も2グループ程度なら余裕に耐え、ボス戦でもよっぽどのことが無い限り落ちることはありません。
私がDPSやヒーラーで参加した時、このサンクレッドが落ちたということはまだ一度もないというほどなので、とても硬く頼れるタンクなのではないでしょうか。
アルフィノ: HEALER

アルフィノはロールがヒーラーでジョブが学者と設定されていますが、このキャラクターが扱うペットは妖精ではなく今は懐かしの巴術士が扱うカーバンクルとなっています。
このカーバンクルについては敵を攻撃してくれるだけでなく味方のDPSに30秒間攻撃力が向上するバフを付与してくれることがあります。
さらにアルフィノ自身が範囲攻撃を避けたり、ギミックを処理していて手が止まっている間も問答無用で攻撃を続けるので後で紹介するウリエンジェよりもヒーラーとしては火力が高いです。
ただし注意したいのが、本来学者は本人だけでなくペットの妖精も合わせてPTの回復を担当するのですが、このペットであるカーバンクルは回復ができないため、占星術師であるウリエンジェよりもややヒールが薄くなってしまいがちです。
個人的にそこまで気にはならなかったのですが、このアルフィノをヒーラーとして設定した場合、なるべく余計な被弾はしないようにした方がいいでしょう。
ウリエンジェ: HEALER

ウリエンジェはジョブが占星術師となっていて、ヒーラーとして回復するだけでなく、味方のDPSにカードを配り、攻撃面でも支援してくれます。

かなり頻度が低いですが、道中の雑魚戦で【サイオンズ・デス】という即死魔法を使って敵1体を即死させてくれる事があります。
なので個人的にはアルフィノと比べて殲滅力がそれほど劣っているという訳でもない感じがします。
同じヒーラーのアルフィノと比べるとヒールの回復量が多く、ヒーラーとしてはどちらかと言えばウリエンジェの方が安定しているのではないかと思います。
ただ何度も言ってしまいますが、そこまで大きな差はないので、DPSでカードを貰いながら闘いたいだとか、タンクでなるべく安全に攻略したいという場合に選択するといいかもしれないです。
リーン:DPS

フェイスで連れていくことが出来るリーンというキャラクターはジョブが双剣士となっており、唯一の近接DPSとなります。
しかし、当然忍者ではないのでジョブアクションの忍術などは使うことが出来ません。
ただし、そのせいなのかこのキャラクターのWS一つ一つの威力が強めに設定されているようで、さらにこのキャラクター特有の攻撃があったりするので他2名のDPSに火力が劣っているということもなさそうです。

余談になりますが、このSSにある「ダンシングエッジ」という技はFF11のジョブであるシーフが使う技のようです。
他には道中やボス戦の開幕で隠れる→だまし討ち(効果時間20秒)というような強力な攻撃もしてくれるので、双剣士だからといってなかなか侮れないキャラクターです。
アリゼー:DPS

アリゼーはジョブが赤魔導士となっており、赤魔導士として詠唱攻撃だけでなく、ちゃんと近接攻撃であるエンコンボなどもしっかりやってくれます。

ゲーム本編の印象とは裏腹に味方のHPが少なくピンチになっている時はしっかり回復も入れてくれます。また何気に範囲回復魔法の【ヴァルケアルガ】を持っていて、使ってくれることもあります。
さらに味方がダメージを貰い過ぎて落ちてしまった時も赤魔導士のヴァルレイズを使って蘇生もしてくれます。DPS3キャラクターの中で唯一回復、蘇生が出来るNPCなので安全に攻略を進めたい人にはアリゼーを入れておくのがいいのかなと思います。
ただし、注意したいのがプレイヤー自身がDPSとしてフェイスに参加した時で、LBゲージが溜まり次第すぐにボス相手にLBを使ってしまうので、自分がLBを撃ちたいという場合はその辺の事を意識した方がいいでしょう。
ヤシュトラ:DPS

フェイスで使用することが出来るヤシュトラはジョブが黒魔導士として設定されているようですが、【トルネド、ウォタジャ】等のまだプレイヤーが扱うことのできない様々な攻撃を使って戦っています。
ただし、あくまでも黒魔導士であるせいか、回復や蘇生魔法等は使うことが出来ない模様です。
このヤシュトラについては時々範囲攻撃を使ってくれるので、まとめ進行的なことをやる場合、敵の殲滅が少しだけ早くなるかもしれないです。
フェイス育成で得られる経験値について
フェイスでNPCを育成していく際に得られる経験値というのは以下の様になります。(パッチ5.58以前)
レベル | 次のレベルまでの必要経験値量 | 適正レベルIDの獲得経験値量 |
71 | 13881000 | 6250000 |
72 | 15556000 | 6250000 |
73 | 17498600 | 7975000 |
74 | 19750000 | 7975000 |
75 | 22330000 | 9900000 |
76 | 25340000 | 9900000 |
77 | 28650000 | 12025000 |
78 | 32750000 | 12025000 |
79 | 37650000 | 14350000 |
フェイスで連れていけるNPCには一緒にIDをクリアしたキャラクターのみに経験値が一括で入ります。
NPCのレベルを1つ上げるには適正レベルのIDを2~3回クリアすることで上げることが出来ます。
ちなみにレベル71の状態から80のカンストまでに必要なIDのクリア回数は71IDが5回、73IDが5回、75IDが5回、77IDが5回、79IDが3回の合計23回でした。
(追記、2021年7月20日)パッチ5.58にてフェイスNPCへの獲得経験値量がさらに2.5倍に増加されました。
適正レベルのIDを1回攻略毎にフェイスNPCのレベルが1ずつ上がっていくようになり、よりレベリングが楽になったのだと思われます。
フェイスの育成で得られるプレイヤーの経験値は?
プレイヤー自身が71~79IDで得られる経験値量は下記に記載した通りになります。(パッチ5.58以前)
レベル | 適正IDでの獲得経験値量 | フェイスNPCの獲得経験値量 |
71~72 | 2498970 | 6250000 |
73~74 | 3189013 | 7975000 |
75~76 | 3970076 | 9900000 |
77~78 | 4823272 | 12025000 |
79 | 5754816 | 14350000 |
この適正IDの獲得経験値量というのは戦闘ログなどから実際に調べて、その経験値量を合計したものなので細かい値に間違いがあるかもしれませんがそこはご了承ください。
今現在のパッチ5.05ではフェイスNPCが得られる経験値量というのは、大体適正のIDで得られる2.5倍の獲得量になりました。
(追記、2021年7月20日)パッチ5.58にてフェイスNPCへの獲得経験値量がさらに2.5倍に増加された模様です。
現在70~80までのキャラクター2ジョブ目以降のレベリングでは、様々な獲得経験値へのボーナス補正が掛けられますが、フェイスNPCが獲得する経験値量には届かないようです。
なので、フェイスNPCと一緒に自分もレベリングをするのであれば、他になにかしらの手段で経験値を稼ぎレベルを合わせる必要があります。
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