6月21日に配信されたエルデンリングのDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」について、PS5版を一応クリアまでは出来たのでその概要みたいなものをざっとまとめてみました。
今回のDLCについてボリュームやクリア時間、個人の体感になりますが難易度や注意点などについてを紹介してみます。
なるべくネタバレになりそうなことは控えますが、本当に気になる人は注意してください。
DLCエリアへのアクセス方法について
DLCエリア「影の地」へと進む条件については、ケイリッドの赤獅子城にいる「ラダーン」と地下エリアのモーグウィン王朝にいる「血の君主モーグ」を撃破することになります。
条件を満たしているとモーグと戦った場所にある大きな繭の近くにNPC「レダ」が出現しており、繭を調べることで新エリアへと移動することが出来ます。
公式サイトでもその条件を確認することが出来ます。
DLC『SHADOW OF THE ERDTREE』影の地エリアへのアクセス方法について
DLCを導入直後にゲームを起動してみた際に条件を満たしていてもNPCが出現せずDLCエリアへと進むことが出来ないということがありますが、その場合ゲーム機本体を再起動させることで出現するようになっていました。
DLCのボリュームやクリア時間等について
実際にプレイしてみたところ、全体のボリュームに関しては大体エルデンリング本編の半分から3分の2ほどの量となっていました。
マップの広さについては全体マップを見直してみて、そこまでの広さはないように見えましたが、本編に比べて高低差の激しいところが多くあり、実際に探索してみると体感で思った以上に広く感じられました。
流石に本編ほどではないですが、このDLCエリアについてもかなりのボリュームやマップ規模になっています。
実際に私がこのDLCについて探索などはあまり行わずメインストーリークリア優先で進めてみたところ実際にクリアまで掛かった時間は約20時間程でした。
メインストーリーのみあれば、そこまでのイベント量は無いので本当に最短でクリアを目指せば10時間も掛からずといったことになると思われます。
装備の収集やダンジョンの完全制覇、NPCイベントの完遂などを目指すとなるとかなりの分量になり、おおよそ60時間以上は掛かると思います。
新要素「影樹の加護」「霊灰の加護」について
今回の新要素として、新武器種やアイテムなどの他に大きなものとして「影樹の加護」「霊灰の加護」というものがあります。
DLCエリア「影の地」にいるときのみで限定となりますが、常にプレイヤーの攻撃力や防御力(カット率)を大きく強化するバフ効果みたいなものが掛かります。
こちらについても公式サイトにより説明があるようでした。
Tips:「SHADOW OF THE ERDTREE」でのプレイヤーの強化について
この加護については祝福で休憩しているときに、アイテム「影樹の破片」で影樹の加護、霊灰の加護「霊灰」で強化することができてよりプレイヤーを強化していくことが出来ます。
影樹の加護についてはプレイヤーの攻撃力や防御力を高めることができ、霊灰の加護については召喚する霊体と霊馬の攻撃力と防御力を高めることができます。
後でも触れますが、エルデンリングのDLCエリアについては敵の耐久値や攻撃力が本編に比べて高く、この「影樹の加護」「霊灰の加護」によってプレイヤーを強化した状態で進めることが前提になっていると思われます。
実際に攻略初期の頃と比べて、ある程度進めて加護の段階を強化していくと自キャラの火力や耐久力が上昇していて少しずつ攻略に余裕が出てきます。
参考までに「影樹の加護」14段階まで強化した状態とそこから本編のマップに戻った時で比べると、プレイヤーの攻撃力が約1.7倍、カット率が20~30%ほど違いがありました。
最大で20段階まで強化ができて、その場合ではプレイヤーの攻撃力・防御力が2倍程度にまで強化することができます。
DLCエリアでの難易度について
DLCエリアの攻略については配信日の数日前に急遽、1周目の状態でレベルが150くらいのキャラクターを作成してそれで、攻略を進めていました。
その状態でDLC1週目をざっと遊んでみて感じでは基本的には難易度が高く難しいと思いました。本編の終盤エリアよりさらに敵が硬く序盤の簡単そうなエリアから攻略に手間が掛かってしまうという感じです。
特に攻略の最初の方で、加護の強化が殆ど無い状態では敵の耐久力や攻撃力が本編より高く感じられ、攻略がスムーズに進め辛かったです。
もちろん数日前に急ぎで作ったキャラクターで準備不足であったり、久々にエルデンリングを起動した(約2年ぶり)ということもあったというのもありますが、同じよう久々に遊んだりいきなり周回したデータからこのDLCを遊ぶとなると結構大変なんじゃないかと思われます。
ただし今回の新要素である「影樹の加護」「霊灰の加護」でかなりプレイヤーの攻撃力・防御力を強化できるので、十分に加護を強化していくとこの難易度に対する印象も変わりそうです。
実際に攻略初期と最後の方では自キャラの与えるダメージなどが分かりやすく違いが出てきます。加護の強化が進んでいくと1週目を遊んだ感じではこちらの火力や耐久力に余裕が出来て、一部のボス戦を除けば本編終盤エリアとあまり変わらないような難しさでした。
ただ、今回のDLCについて一部のボスやラスボスに関しては個人的にかなりの強さだったので、攻略に行き詰まったら「影樹の加護」「霊灰の加護」の強化をしっかり行った方が良いと思います。
ラスボスについてはプレイヤーのレベルが165でかつ「影樹の加護」が12段階まで強化した上で挑んでみましたがかなり辛く倒すまで数時間かかってしまいました。
ラスボスに関しては聖属性のカット率が高い防具やタリスマン、盾・大盾などを用意しておくと良いかもしれません。
あとソロプレイを推奨するわけではありませんが、オンラインでの他プレイヤーとの協力プレイの他に協力NPC(金色サイン)を呼ぶことでも、その呼び出した人数に応じて敵のHPや耐性などが増大してしまうので、そのあたりのことは考えておいた方が良いとも思います。
DLCについての注意点など
遊んでみて気が付いた注意点などを挙げてみます。
- メインストーリーに関係するNPCについては時限性あり
- DLCエリアのみを引継ぎ・周回することは出来ない(DLCエリアの周回プレイをするためには本編のクリアが必要)
- 周回プレイで「影樹の加護」「霊灰の加護」は引継ぐ、入手済みの「影樹の加護」と「霊灰」は再配置される
- トロフィーは現在のところ無し
メインストーリーに関係するNPCについては時限性あり
今回のDLCについてもNPCに関するイベントがありますが、当然のように時限性がありメインストーリーを一定まで進めると、イベントのフラグがスキップされたり下手をすれば消失、対象のNPCが行方不明になったり死亡するということが起こります。
メインストーリーの最後ラスボス撃破まで進めてしまうと、それに関連するNPCのイベントなどが全て強制終了してしまうので、ラスボス撃破してから後でNPCイベントを回収していくということが出来ないようなので注意です。
特に序盤から遭遇できるNPCについてはその傾向が多いようなので、気になる人はメインストーリーを進めることを後回しにして探索を優先させた方が良いかもしれません。
また本編と同様にこのイベントの展開がプレイヤーの選択で分岐する箇所があり、またそれで貰える報酬にも変化があり、1周だけでは全てコンプリートできないようになってます。
DLCエリア部分のみを引継ぎ・周回することは出来ない
今回のDLCでメインストーリーでのラスボス撃破してもそこで次の周回へ進むことは出来ないようです。DLCエリアの周回プレイをする場合は本編のクリアが必要になるようです。
また本編をクリアしても、ここのDLCエリアに進むためには再度条件を満たす必要があり、この条件(ラダーンとモーグの撃破が必要)を満たすにはそれなりに時間を取られてしまうので注意が必要だと思います。
特定のボスと討伐した際に入手できる追憶についても、本編と同じ様に複数交換対象のアイテムがあるので、装備のコンプリートを狙う際にも周回プレイが必要になってくると思います。
本編クリアから最短で条件を満たすためには「ラダーン」を撃破後、NPC「白面のヴァレー」のイベントを進めてモーグウィン王朝のエリアへと進むというのが良いと思います。
NPC「白面のヴァレー」のイベントについては、アップデートによりオフラインでも攻略できるようようになっていて、アルター高原にある血の蠢く廃墟に「獣の爪、マグナス」の赤の召喚サインがあるので、それで侵入プレイを成功させればイベントを進行させることが出来ます。
周回プレイで「影樹の加護」「霊灰の加護」は引継ぐ、入手済みの「影樹の加護」と「霊灰」は再配置される
DLCエリアで周回プレイをする場合、前の周回で強化した「影樹の加護」「霊灰の加護」の状態は引き継ぐことが出来ます。
また入手済みの「影樹の加護」と「霊灰」は各場所に再配置されて再度入手していくことが可能です。
なので1周目の時点でアイテムが1,2個足りず、加護の状態を最大レベルまで上昇させられなかったとしても、次の周回では簡単に集めて最大まで強化することができます。
追加トロフィーは無し
現在のところはエルデンリング本編とは別にこのDLCについては、追加のトロフィーとなるようなものは無いようです。
個人的にここはちょっと残念な仕様ですが、攻略での取りこぼしや収集物集めなどをあまり気にせずを進められるということでもあるとは思います。
トロフィーの収集を目的とする場合に注意が必要だと思いました。
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