Steam版「十三月のふたり姫」についての注意点やちょっとした感想など

PCゲーム

先日発売されたSteam版「十三月のふたり姫」をクリアしたので、そのちょっとした感想や遊ぶ際の注意点みたいなものを記事にしました。

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「十三月のふたり姫」について

本作のビジュアルノベル「十三月のふたり姫」については、童話「眠れる森の美女」(いばら姫)を題材にしていてそれを新しい解釈でビジュアルノベルとして再誕させたようなものになってました。

ストーリーの内容に関しては、主にいばらの姫が眠りについている間の出来事が描かれてます。

おおよその内容については公式サイトやsteamのストアページに書いてある通りです。

コバヤシマルLLC「十三月のふたり姫」作品紹介ページ

Steam:十三月のふたり姫/The 13th month
名作童話「眠れる森の美女」を、まったく新たな解釈でビジュアルノベルに再構築。伝説的RPG「女神転生/真・女神転生」の鈴木一也がシナリオ、増子津可燦が音楽を担当。キャラクターと美術にアートバトル女王アオガチョウが参加。悪魔的な魅力を放つ幻想世...

開発に関わったスタッフとして、「真・女神転生」などを手掛けた鈴木一也氏、増子津可燦氏がそれぞれシナリオとサウンドを担当、キャラクターデザインなどに関してはアートバトル選手権LIMITS初代世界王者のアオガチョウ氏が担当しているとのことです。

また本作について、音声に関してはフルボイスでは無く、所々重要な台詞に音声が付くパートボイス進行になっていました。

「十三月のふたり姫」の感想(ネタバレ注意)

まず本作をプレイしクリアまで掛かった時間は約6時間となってました。画面の文字効果をオンにして最後までプレイしたので、オフにして進めた場合だと少々時間が短くなると思われます。

ボリュームとしては2000円台のビジュアルノベルとしては長すぎず短すぎずで個人的には丁度良いと思いました。

本作についてはストーリー、ヴィジュアル共に良く、内容に関しては大人向けの大人でも楽しめる童話というような感じで楽しめました。

個人的には本編12章後の眠りから覚め現代に放り出されてしまった城の人々のその後を見てみたい気がしましたが、流石に本作の趣旨からズレてしまうのでそこは致し方ないのかなと。

個人的にストーリーも面白く、ヴィジュアルも独創的で雰囲気も良く出来ていたと思います。しかし、後述もしますがゲームシステム部分が非常に悪くて、快適に操作が出来ず人を選ぶ以前に勧め辛いというのがあります。

音声についてもフルボイスでは無く、パートボイスによる進行でその音声が付くタイミングも良く分からず、肝心の重要そうな場面で音声が無かったりするので、そこも気になってしまったポイントでした。

おそらく何かしら修正パッチ等がありそうな気がするので、そういった告知が出るまで購入を様子見してみても良かったかもしれないとも思ってしまいました。

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「十三月のふたり姫」を遊ぶ際の注意点など

本作についてはsteamのレビューにもあるようにとても操作性やシステム面が快適とは言い難く、セーブデータの上書きなど注意しないといけないようなこともあったので、そこについて遊ぶ際に注意することをなどを挙げてみました。

おそらく近日何かしらのパッチ・アップデート対応がありそうな気がします。

  • ページめくり・文章送り操作はマウスの左クリックのみ(キーボード操作に対応していない)
  • オプション機能が必要最低限のものしかない(文章のスキップ・キャラクター別の音声on/offのような機能は無し)
  • セーブ機能は無し(オートセーブに対応しており、はじめからを選択してしまうとそれまでの進行が初期状態へと上書きリセットされてしまうので注意)
  • 本編クリア後もCGやBGMの鑑賞モードのようなクリア後特典は無し

ページめくり・文章送り操作はマウスの左クリックのみ

本作についてはキーボード操作に対応していないようで、また文章送りに関してはマウスの左クリック操作のみでしか反応しないようでした。

また、文章のスキップ操作などが存在しないようで、既読の文章でも1つ1つクリックして読み進めていかないといけないようでした。

文章の表示速度や演出などが気になるという人は、ゲームのタイトル画面から表示設定の項目にある文字効果をオフに設定すると、演出が簡略化されて少しだけ快適になると思うのでおすすめです。

ゲーム中では説明が無いようでしたが、文章を自動で読み進めてくれるオートモードは存在するようでした。

左クリックを長押し(押しっぱなし)していると画面の左下にその切り替えマークが出現するようになり、これをクリックすることでオートモードを起動できるようです。

左クリック長押しで左下に矢印マークが出現し、これをクリックすることでオートモードのオン/オフを切り替えられるようになる

オプション機能が必要最低限のものしかない

本作についてはゲーム内設定を変更できるものが必要最低限しかなく、主に画面の解像度や画質、文字効果のオン/オフなどのものしかありません。

文章のスキップやオートモードの速度設定、キャラクター別の音声on/offといったような機能は無いので注意です。

あとオプションの項目を選択すると、何故か利用規約や公式サイトへのリンクが表示されたりと設定ミスのようなところが見られるので、おそらく何かしらの修正パッチが入ると思います。

セーブ機能は無し(オートセーブに対応している)

本作についてはセーブ機能が無く任意のタイミングでセーブして中断するというようなことが出来ないようになってました。

その代わりオートセーブに対応して、章の初めや選択肢の直前などにチェックポイントのようなものが設けられていて、そこからセーブデータをロードしてやり直すことが可能のようでした。

ここで注意として、このオートセーブのチェックポイントになっているものについては、ゲーム本編の進行度に応じて上書きされてしまうので注意です。

例としては、はじめからを選択するとセーブデータが初期状態に上書きされて途中からのデータが消失するので注意です。

本作については選択肢を選ぶ場面があり、そこで間違えるとゲームオーバーになってしまいますが、間違ってはじめからを選択してしまわないように。(はじめからで最初から再開しなければセーブデータがリセットされることは無いようです。)

続きからで直前の選択肢からやり直せば問題なく再開できるので操作ミスなどをしないように気を付けておいた方が良いと思います。

本編クリア後もCGやBGMの鑑賞モードのようなクリア後特典は無し

本作についてはゲームクリア後もCG・BGMの鑑賞モードというようなものは解放されないようでした。

独創的なグラフィックとかBGMが特徴なゲームなので、クリア後にそれらを鑑賞できる機能が無いというのはちょっと残念でした。

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