最近実は聖剣伝説リメイクのSteam版をプレイしていて、なかなか楽しんで遊ぶことができたのでその感想の事などを記事にしてみようかと思いました。
ちなみにこの記事を書いている私は原作のシリーズは未プレイで今作が初見であり、所々ネタバレもあるかと思うのでちょっと閲覧に注意が必要かも。
古き良き王道なARPGとして普通に楽しめました
聖剣伝説3リメイクについては、1995年にスーパーファミコンで発売されたものを3D化しただけでなく、キャラクターの育成要素やクリア後の新エピソード裏ダンジョン等の追加などがなされているようでした。
簡単な感想としては、原作が今から25年も前のゲームであるためにストーリー展開とかキャラクターの描写が多少古臭かったり薄めではあるものの、このゲームの前にFF7Rをプレイしていた影響なのかそこも逆に斬新味を感じれました。
体験版の地点ではアクション要素がかなりシンプルでゲームスピードも難易度も緩めな印象がありました。
それでこのゲーム性がシンプルな事は原作を忠実に再現しているのかと思いましたが、操作できるキャラクターが3人になったあたりから相手にする敵の数が多く、割と攻撃が激しくなっていくので、下手に複雑にせずに簡素にまとめたことについてはゲームを進めていくうちに納得してしまいました。
仲間が揃いゲームが進行するにつれて結構歯ごたえのある個所も多く(特にボス戦等で)意外と頭を使わされる場面もありそこも原作に忠実なのかなと。
ただシンプルといっても単調というわけでなく全体的にとてもテンポがよくゲームが進み、キャラクターが色々なアビリティや魔法を覚えていったり後述するクラスチェンジの要素とかもあり、最初の体験版の部分を除けば、ゲームスタートからクリアまで全然ダレることなく熱中して遊べました。
意外と幅広く深みのある?クラスチェンジシステムのこと
今作のある意味目玉?ともいえるクラスチェンジについてですが、ゲームの割とはやい時期からから解放されて主人公や仲間の二人をクラスチェンジさせることが出来ます。
これはオリジナル版と同じく光と闇の2つの系統のどちらかに変更出来て、能力値や特技さらには外見も変化していきます。
レベル18以上でクラス2、レベル38以上の時に専用アイテムを利用してクラス3にチェンジでき、そしてゲームクリア後の追加エピソードにて最後のクラス4にチェンジすることになります。
最初のクラス1から光か闇のクラス2、そして次にまたクラス3で光か闇のクラスに分岐して、最後のクラス4については最初のクラス2へのどちらの系統を選んだかで光か闇のクラスになるのかが決定されます。
ここで途中の3クラス目でどちらの系統を経由したのかを含めれば一人のキャラクターで4通りのクラスチェンジが楽しめるというわけなのですが、各クラスごとに能力値や取得するアビリティ魔法等もバラバラで覚える必殺技もそれぞれ違うので、かなり選択に迷ってしまいます。(何気に攻撃コンボパターンも増える)
ついでに悩ませる要素としてこのゲームには「リンクアビリティ」というものがあり、取得したキャラクター以外でも共有することができ、同じPT内で付け替えて装備することができるものがあるのです。
例えると、基本的に後衛の回復役であるシャルロットが「強攻撃の威力20%アップ」みたいなリンクアビリティを覚えたとすると、それをPT内で共有することができて前衛役のデュランに装備させて攻撃力を強化するなんてことも可能なわけです。
自身のキャラのみならずPT内の他キャラクターを強化することにもつながるので、このクラスチェンジ要素が意外といえば失礼ですが、キャラクターの育成を幅広く深みを持たせることになってます。
振り返ってみれば聖剣伝説3リメイクが楽しめたのも、この育成要素が個人的にツボにきてしまったのかなと。
基本的にテンポよくサクサクとストーリーを進めていけるもののレベルアップのたびに能力振りをどうしようかと時々悩むみたいな感じで終始ゲームを遊ぶことができて、古臭いシンプルなアクションRPGというわけではなかったのは間違いないです。
ほどほどな探索や収集要素も丁度良かった
聖剣伝説3リメイクには原作にはなかった緩めの探索や収集要素も追加されているようで、個人的にはこのそれほど探すことに苦労はしない収集要素がちょうど良かったように感じられました。
このゲームのシリーズにおなじみの「サボテン君」というキャラクターがいますが、世界各地に出没するのでそれを見つけていくと見つけた数に応じて冒険が有利になる効果が得られたりなどの物があります。
このサボテン君捜索については特に見つけることが難しくなく、攻略サイトを見なくとも自力でコンプリートすることもできました。
他には世界の各所に存在する一部のNPCと会話すると、「リンクアビリティ」を手に入れることが出来たりなんて物もあります。
この会話で手に入るリンクアビリティについても特殊なものから実用性がある強力なものまで豊富にあり、なかなか面白い要素でもありました。普段からまったり街中を探索していると結構いいことがあるのかもしれません。
肩の力を抜いて遊ぶゲームとしてかなり適している?
この他にもこのゲームの良かった部分についてはキャラクターのモデルがかわいいとか、BGMが雰囲気に合っていて良い(オリジナル版との変更も可)とか色々とありますが、あまり長文になってしまってもアレなのでこのへんで〆ておこうかなと。
私の場合実は、このゲームを遊ぶ前にFF7Rを遊んでいて、比べてしまうのは良くないことなのかもしれませんが、あちらのゲームの作り込みが良くも悪くも尋常じゃなかったのでこちらの聖剣伝説3リメイクが楽しめるのかどうか不安でした。
しかし、遊んでみればこちらのリメイク作品については原作に忠実に再構成されていて、そこに程よく追加要素があるというような手堅い作品に仕上がっているようで、FF7Rとはまた別の意味で丁寧に再現された作品である印象があり、実際に遊んでみても十分に楽しむこともできました。
私は原作未プレイで思い出補正みたいなものは全くないのですが、本作を遊んでみてそういった原作の部分の良さを古臭いながらも所々感じられたこともあり結構不思議な気分に浸れることになりました。
映像美や演出というで魅せていくようなゲームとは言えませんが、逆に肩肘張らずに本作で原作のシリアスながらも所々おバカな世界観を味わうこともできて、ゲーム部分についてもテンポ良くクリアまで進めることもできて変な言い方をすればとても癒されました。
そういうわけで本作については休日とかにまったり遊べるアクションRPGを求めている人にはとても適していそうなゲームなのではないでしょうかというような脈絡のない感じで終わりたいと思います。
このゲームについての世間的な評価の事は良くわかりませんが、個人的に普通に楽しむことが出来たのでGWとかに買って遊んでみるのも良さそうです。
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