原神で実装されたキャラクター「ニィロウ」を引けて、せっかくなので今回そのキャラをざっと育成してみて、使用してみた所感などを記事にしました。
ちなみに確保できたのは無凸状態で、今回の記事については無凸で使用した時の所感となります。
ニィロウを少し扱ってみて気が付いたこと、Ver3.1時点での個人的な評価とか
最初に「ニィロウ」についておすすめかどうかみたいな結論を書こうと思ってたのですが、色々と癖が強いキャラであり、現状のVer3.1では草元素のキャラクターが主人公含め3人だけということもあってちょっと保留ということで。
ただ言えるとしたら、現状このキャラクター限定で起こせる特殊な開花反応「豊穣の核」は強い(楽しい)と思います。
ちなみに今回ニィロウを育成したり、使用するにあたって参考にした攻略サイトは「原神 Wiki」でとても参考になってました。
開花反応「豊穣の核」を目的としたPTで使用してみて気が付いたことなどを挙げると以下の通りでした。
ニィロウの特徴や利点など
- 豊穣の核が目的であれば非常にコストパフォーマンスが良い
- 対集団戦に強い
ニィロウを使う上での注意点や欠点など
- ニィロウを含めるPT編成がかなり限定されてしまう
- 「豊穣の核」の威力は高いが、自傷ダメージも痛い
- 単体相手や特定の苦手な敵もいる
豊穣の核が目的であれば非常にコストパフォーマンスが良い
非常にコストパフォーマンスが良いというのは、豊穣の核を主力にするようなPTであれば現在無料で入手することのできる草主人公・バーバラ(水)・コレイ(草)の3名と組み合わせれば十分強力なPTを編成することができるということです。
この豊穣の核の開花反応については、元素熟知やキャラクターのLvを参照にするので、攻撃力だったり天賦のレベル(スキルの威力)を上げる必要が無かったり、命ノ星座(凸)の影響が無かったりと(あったとしても影響が小さい)各PTメンバーの育成のハードルが低いというのも大きな長所だと思います。
試しにですが、育成がちょっと不十分なキャラクター同士でPTを組み(草主人公Lv90・バーバラLv80・コレイ(草)Lv・ニィロウLv90)深境螺旋の12層(前半)を攻略してみたところ、十分余裕をもって星3評価でクリアすることが出来ました。
ちなみにこの時のコレイの天賦レベルはALL2で、バーバラの武器については鍛造で作成できる星4武器金珀・試作(Lv60)を使ったりしていて、本当にキャラクターのレベルだけ間に合わせたというような感じでしたがそれでも余裕がありました。
もちろん敵との相性とかありますが、他のキャラクターと比べれば、あまり時間やお金を掛けなくともすぐ戦力として活用しやすいと思われます。
ただ、豊穣の核の威力を上げるためにちゃんとキャラクターのLvを90の最大まで上げた方が良かったり、聖遺物の厳選なども別途必要になるので、しっかり準備をする必要がありあくまでリアルマネーが掛からないという意味なので、そこは注意です。
対集団戦に強い
開花反応の仕様上で、敵の数が多ければ多いほどその開花反応(豊穣の核)を発生させやすくなるので、集団戦では開花反応で火力を出しやすくなります。
また通常の開花・超開花反応とは違い、威力と攻撃範囲が高くさらに草核が即起爆するので、通常版と比べて敵に当てやすい上に火力が出しやすいです。
反応一回ごとにちゃんと範囲攻撃になっていて、敵が複数出現するような場面ではこの開花反応の強力さを実感することが出来ました。
PT編成がかなり限定されてしまう
今回のニィロウ限定の開花反応である豊穣の核を発生させるには、PTの元素が水と草の2つの元素に限定しないといけません。(他元素のキャラをPTに混ぜたりすると本当に豊穣の核が発生しなくなってしまう)
他のこととしては、豊穣の核の自傷ダメージが痛いので、その対策にヒーラー役のキャラクターが必要なことに対して、草元素では回復が出来るキャラがおらず、水元素では「バーバラ」か「心海」の2択みたいな状態になります。原神Ver3.1の現状では草元素のキャラクターが3名しかいないことも相まって、かなり限定されてしまっている状態です。
一応、「草1水3」や「草3水1」みたいな編成も出来なくはないですが、元素共鳴の水と草の両方がニィロウを含めたPTに欲しい効果なので、このどちらかが無くなるのは勿体ないかなと思います。
あと「草1水3」や「草3水1」みたいな編成にしてしまうと、どちらかの元素が偏ってしまい結果、豊穣の核を発生させ辛くなってしまうので、結局のところ「草2水2」構成が安定するのだと思います。
豊穣の核を発生させず通常のPTのようにニィロウを組むとなると、豊穣の核を除いたニィロウ本体の性能が特別優れているというようなことも無いので、他の水キャラクターと見劣りしてしまうかもしれません。
「豊穣の核」の威力は高いが、自傷ダメージも痛い
それで肝心の「豊穣の核」については、威力が高く火力も十分出せそうな感じなのですが、そこで発生する自傷ダメージについても結構痛いです。
今回試しに使ってみたニィロウのステータスは以下の通りで、武器は「祭礼の剣」を装備させてます。
- HP上限:55,317
- 元素熟知:19(元素共鳴効果込みで69)
- 武器:「祭礼の剣」
- 聖遺物:千岩2セット:沈淪2セット
レベルは90まで上げましたが、ちょっと他の準備が不十分で特に開花反応に重要な元素熟知が全然上げれてない状態です。
それでも試しに深境螺旋の12層でこの「豊穣の核」を発生させてみたところ、1回の反応につき14000程度のダメージが与えることが出来てました。
育成・準備が不十分な状態でこれなので、まだまだ伸びしろがあるのですが、それと同時に反応1つに付き700くらいの自傷ダメージも受けてます。
この自傷ダメージについては、「豊穣の核」の与ダメージを参照しているようで(豊穣の核ダメージの5%程度?)これが1回につき起こるので、反応のダメージが大きくなりさらにはそれが積み重なると相当な無視できないダメージを受けることになります。
実際に試してみるとこれだけでかなりのダメージを受けてしまって、深境螺旋の12層を回復役のバーバラの代わりに「行秋」を入れてやってみましたが、大して敵からは被弾してないにもかかわらず途中でHPが付きてしまいちょっとクリアすること自体が厳しくなってました。
そういった事情があるので、PTの中で十分に回復が出来るキャラクターが必須になってしまっているという感じです。
単体相手や特定の苦手な敵もいる
集団に対しては強いのですが、逆に単体相手に対しては開花反応を発生させ辛く、どうしても火力が出し辛くなってしまいます。
また開花反応を起こせても豊穣の核の爆発を当てれない空中にいる敵、氷シールドを水や草元素では削りにくいので、氷アビスみたいな氷シールド持ちなども戦えなくは無いですが苦手な敵になると思います。
他に特殊な敵として「半永久統制マトリックス」みたいなギミック処理の時に元素付与できなくて開花反応が起こせなくなるようなことがあると途端に辛くなります。(半永久統制マトリックスが辛いのは開花PTに限らないですが例えとして挙げてみました)
あと得意な集団戦についても、ニィロウのスキル中には強めの中断耐性があるようですが、それ以外他キャラに対しては特にそういったサポート能力は無く、開花を狙うPTではニィロウ以外のキャラの立ち回りが重要な気もするので(私は持ってませんが中断耐性を付与できる心海がいるとある程度解決しそう)そのあたりのことも気を配らないといけなくなります。
豊穣の核の反応が強力な反面、結構苦手な場面もあったりするので、強いことは強いですがお手軽にどこでも扱えるようなキャラでは無いと思いました。
簡単にまとめ
記事の初めにも書いたように、おすすめかどうかについてはまだ保留というか分からないかなと思いました。
原神では、これまでにない専用の元素反応を発生させることのできるキャラであり、個人的に面白いと思いますが、Ver3.1の現状だとちょっとこのキャラクターを活用できるPT編成が限定され過ぎてしまっていているのがどうしても気になります。
ゲーム内のキャラクターお試しでも、編成が3人で一人足りてない状態(草主人公や星5のティナリは都合上入れられなさそう)でこのキャラクターの性能が分かり辛いことになってたので、まだ実装する時期が悪いというか早かったんじゃないかなと思いました。
草元素のキャラクター(特に草ヒーラー)がもっと実装されれば、ニィロウを含めた編成に融通が利きそうで、またこのキャラクターの評価が大きく変わりそうでもあります。
追記、「聖顕の鍵」の入手できたので軽い検証みたいなものを
ニィロウのモチーフ武器「聖顕の鍵」を1本だけですが引けたので、簡単に試し切りみたいなことをしてきました。
結論から言うと、この武器についてはニィロウ用の武器としてはかなり強いと思います。
とりあえずLv90までこの武器を育成してみると、サブがHP66.2%まで伸び武器の+20%効果も含めて装備者のHPを86.2%まで上げることができます。
ニィロウの天賦効果にHP上限に応じて豊穣の核の威力が伸び、武器効果で元素熟知のバフも付けれるので、このキャラとの相性はかなり良いと思います。
武器効果の熟知バフについてもピルエット状態に入って3回攻撃を当てるだけで自然と最大効果の条件が満たせます。
実際にこの武器を持たせたてみた結果、ニィロウのHPが7万近くまで上昇してました。(この時聖遺物のメインOPについては全てHP)
そして、このHP上限の時に武器効果を最大まで発生させてみたところ、ニィロウ本人の元素熟知の値が388上昇し、他PTメンバーについては139上昇していました。
本人の熟知が底上げされているだけでなく、PTにも100以上の大きな熟知バフが掛かるので、PT全体の火力にかなり貢献できるような武器になってます。
それで、元素熟知が底上げされたことによりどの程度の効果があるのかを確認するために、稲妻エリアのボス「恒常からくり陣形」を相手に簡単にですが検証してみました。
比較に使った武器は「祭礼の剣」で、これは開花反応のダメージを直接上昇させるような効果は無いので分かりやすいかなと思いこれと「聖顕の鍵」を比べてみてます。
検証のやり方としては、最初に草元素キャラ(コレイ)の元素スキルを当て、敵に草元素を付着させる→続けてニィロウのスキルを発動させ豊穣の核を発生させるようにするという流れでやってみてます。
一応祭礼の剣との比較のために聖顕の鍵の武器効果を発生させずに(ニィロウの元素スキルを敵に当てず3段とも空振りさせる)豊穣の核を発生させるということもやってみてます。それでその結果については以下の通りでした。
武器(ニィロウのHP上限) | 聖顕の鍵(HP:69288) | 祭礼の剣(HP:56205) |
豊穣開花反応 1回目 | 18210 | 14462 |
豊穣開花反応 2回目以降(天賦効果+武器効果) | 26901(熟知100+388) | 16549(熟知100+無し) |
軽く調べた結果、バフなどが発生していない豊穣開花反応の1回目の時点でダメージが4千近く、熟知バフが付く2回目以降については1万ちょっとの差がありました。
開花反応1回につきこのくらいの大きな差が出てますが、この武器についてはこれに加えてPT全体へ熟知バフを撒けるので、PT全体の開花の威力を上げれるという意味でもかなり強力だと思います。
そういうわけで個人的には強いと思われ、ニィロウとの相性がとても良い「聖顕の鍵」ですが、熟知の上昇値がかなり高いために、炎元素のキャラと組んで蒸発反応を狙うとかそういった使い方をしても有用かもしれません。
この武器を持っていれば、豊穣の核が発生できないことは勿体ないですが、通常のPTに組んで使っていくということも意外とアリなのかもしれないとちょっと思ってしまいました。
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